【リスニングが苦手な人へ】英語が聞き取れないとき、文法力が“最後の頼み”になる理由
「聞こえないけど意味は分かる」──それ、文法力のおかげかもしれません
英語のリスニング練習をしていて、
- 「今なんて言った⁉」
- 「音は聞こえたけど意味が分からない…」
- 「一部しか聞き取れない…」
という経験、誰しもあると思います。
実は、そういう場面で役に立つのが“英文法”の知識なんです。
リスニングで文法が活躍する具体例
たとえば、こんな英文を聞いているとします。
I(聞き取れなかった)been to Kyoto.
耳では “I ... been to Kyoto.” までしか分からなかった場合、多くの人が思考停止してしまいます。
でも文法力があれば、「あ、ここに入るのは have か had のどちらかしかないな」と判断できるのです。
つまり、“文法”は、聞こえない音を補完してくれるツールになるのです。
英文法が「聞き取れない部分」を埋めてくれる
ネイティブの英語は、
- 音が省略されたり(リダクション)
- つながったり(リエゾン)
- 一部の単語が極端に弱く発音されたり
と、とにかく **“音がはっきり聞こえない”**のが当たり前です。
そんな中で、全部を完璧に聞き取るのは至難の業。
だからこそ、文法力が支えになります。
✅「あ、ここは現在完了形だから、haveが来るはず」
✅「この流れだと、次に来るのは受動態だな」
✅「if節が来たから仮定法かも?」
このように、“英文の型”が頭に入っている人ほど、音が不明瞭でも内容を推測できる力が強くなります。
ネイティブでも、文法を意識して聞いている
実はネイティブスピーカーでも、相手の発音がこもっていたり、雑音が入ったりしたときは、文法的な知識で補完しながら聞いていることがあります。
つまり、「ネイティブは何でも聞き取れる」わけではなく、英語の構造を熟知しているから聞き取れるのです。
これは日本語の会話でも同じですよね?
リスニング強化には「音の知識」+「文法の知識」のダブルアプローチを
ここまでのまとめ:
- ✅ 音声変化(リエゾン・リダクション・脱落)を理解しておく
- ✅ 文法知識で“聞き取れない部分”を推測する力をつける
この2つがそろって初めて、「なんとなく分かる」から「しっかり聞き取れる」へとレベルアップできます。
【結論】リスニング力を支える“見えない力”は文法だった!
英語のリスニングが苦手な方にとって、「音」にばかり意識が向きがちですが、実は文法力がリスニングを強力にサポートしてくれます。
文法が分かると、聞こえなくても意味が分かる場面が増える。
これが実感できるようになると、リスニングが一気にラクになりますよ!
次回予告:文法力をリスニングで活かす!おすすめの学習法3選
次回は、今回のテーマを実践に活かす方法──
**「リスニング × 文法トレーニング」**のやり方を具体的に紹介します。
- スクリプトの活用法
- 穴埋めシャドーイング
- 文法的推測を鍛えるクイズ
などを紹介予定です!お楽しみに!