どうすれば英単語は覚えられるのか?プロ講師のリアルな答え
中学生、高校生、大学生、そして資格試験に取り組む社会人の方まで、僕は日々たくさんの生徒さんに英語を教えています。
そんな中で、特に多くいただく質問がこれです。
「先生、どうやったら英単語って覚えられるんですか?」
この質問、本当に多いんです。
実は、僕自身も中学生の頃から単語の暗記に悩み、試行錯誤を重ねてきました。今でも、新しい英単語を覚える時にはある方法を使っています。
今回は、単語を効率よく覚えるための方法を、2段階に分けて丁寧に解説していきます!
英単語暗記が苦しいのは“やり方”のせいかもしれない
英単語の暗記といえば…
- ひたすらノートに書く
- 何度も読み上げる
- 赤シートで消してテストする
というスタイルが一般的ですよね。
でも、多くの人がここでつまずきます。
- すぐ忘れる
- 単調でつまらない
- やってもやっても終わらない
- 自分には記憶力がないのでは…と落ち込む
そんな経験、誰にでもあります。
結論から言うと、**「記憶力がない」のではなく、「記憶の仕方が合っていない」**だけなんです。
僕が実践してきた英単語暗記の2段階プロセスとは?
単語暗記に取り組むとき、僕は次の2ステップを意識しています。
✅ 第1段階:大量インプット&高速で「ざっくり覚える」
まずは“完璧を目指さずに”、ざっくりと大量に触れることが大切です。
- 1周目は完璧を求めない
- とにかくテンポよく進める(1単語3秒以内)
- 意味を知らない単語にマークをつけておく
- 間違えても気にしない
この段階では「わかる単語・わからない単語の仕分け」が目的。
記憶よりも慣れを優先します。
✅使用教材:受験用英単語帳、資格試験用単語集など(毎日30〜100語)
✅ 第2段階:反復&アウトプットで「定着させる」
次に、わからなかった単語だけを抽出し、何度もアウトプットして記憶に定着させます。
- 例文で使う
- 声に出して言う
- 単語を見て意味が出るかチェック
- 意味から単語を言えるか逆チェックもする
この段階で重要なのは「思い出す練習(想起)」です。
見るだけのインプットではなく、自分の頭で引き出すアウトプットが記憶のカギ。
単語暗記を楽にする4つの補助テクニック
① タイマーを使って集中力アップ
15分×3セットなど時間を区切って行うと、集中力が維持できます。
② 寝る前・起床後に復習
脳の記憶定着には「就寝前」が効果的。朝に復習するとさらに強化。
③ 音声を活用
英語の音で覚えると、リスニングとスピーキングにも強くなります。
④ 「できたリスト」で達成感を可視化
覚えた単語をチェックリストで可視化しておくと、モチベーションが上がります。
まとめ|英単語は「忘れる前提」で何度も触れるのがカギ!
英単語の暗記で一番大切なのは、**「忘れる前提で、何度も復習すること」**です。
人間の記憶は、放っておくとすぐに消えていきます。でも、そこに繰り返しと工夫を加えることで、確実に身につけることができます。
大事なのは、“記憶力”より“やり方”と“継続力”。
次回のブログでは、この「第1段階」「第2段階」の具体的なやり方と僕の実践例を詳しく紹介していきます。
単語学習に悩むすべての方へ、少しでも役に立てたら嬉しいです!