どうすれば英単語を効率よく覚えられるのか？
ichiro英語を学習する中で、多くの方が苦手意識を持つのが「単語の暗記」です。
中学生、高校生、大学生、社会人まで、僕のもとにも同じような悩みが寄せられます。
「単語がどうしても覚えられません…」
「一度覚えたはずの単語をすぐ忘れてしまいます」
このような悩みを抱えるのは、あなただけではありません。
英単語暗記の最大のカギは「高回転率」
英単語を効率よく覚えるために、僕がずっと意識してきたのは、“回転率”を高く保つことです。
✅ 回転率とは？
簡単に言えば、「一語にかける時間を短くして、何度も繰り返すこと」です。
僕の目安は1語あたり30秒〜60秒。長くてもそれ以上はかけません。
なぜなら、人間の脳は1回の学習で覚えきるようには作られていないからです。
「一度で覚えよう」とする落とし穴
「1回でしっかり覚えよう！」と、時間をかけて1語ずつ暗記しようとすると、こうなりがちです。
- 時間がかかってしまう
- モチベーションが下がる
- 覚えていたつもりでも数日後には忘れる
- 結局、挫折してしまう
このパターンに心当たりがある方も多いのではないでしょうか？
でも、安心してください。
あなたの記憶力が悪いわけではありません。
覚え方に少し工夫が必要なだけなんです。
忘れることは“当たり前”｜エビングハウスの忘却曲線を知ろう
「エビングハウスの忘却曲線」をご存じでしょうか？
これは、「人は時間が経つと情報をどんどん忘れてしまう」という科学的な記憶の仕組みを示したものです。
例えば…
- 20分後には42％を忘れる
- 1日後には74％を忘れる
でも、適切なタイミングで復習すれば、記憶は強化されていくのです。
つまり、「忘れてもいいから、何度も思い出す」のが最強の暗記法！
復習のタイミングはどう決める？
復習のベストなタイミングは人によって異なりますが、目安としては以下のような流れが有効です。
✅ 復習スケジュール例（1語に何度も触れる）
- 1回目：新出単語の確認
- 2回目：その日の夜に復習
- 3回目：翌日に再確認
- 4回目：3日後にテスト形式で確認
- 5回目：1週間後に再チェック
こうしたタイミングで回転させることで、単語が長期記憶として定着します。
どのくらいの語数を覚えるのが理想か？
これは人によって異なりますが、僕自身の例を紹介します。
✅ 僕は一日に200〜300語を目安にしています。
もちろん、初めからこの数を覚えるのは大変です。
最初は50語でも構いません。大事なのは、一定のペースで継続していくことです。
まとめ｜英単語は「少しずつ何度も」触れて覚えよう！
単語が覚えられないとき、多くの人は「自分の記憶力のせい」だと思い込んでしまいがちです。
でも本当は、覚えられないのではなく、「記憶のメカニズム」に合ったやり方をしていないだけ。
✅ 1語にかける時間は短く
✅ 1回で覚えようとせず
✅ 何度も繰り返して回転させる
✅ 復習のタイミングを意識する
この考え方で、単語暗記は確実にラクになります！
