どうせやるなら楽しく!子どもが勉強を好きになるきっかけの見つけ方
やらされ感が子どもを勉強嫌いにする
英語に限らず、勉強が苦手な子どもに共通しているのは「やらされている感」です。
- 宿題は出されたからやるもの
- テストは怒られないために頑張るもの
- 塾は行かされている場所
このように“義務”や“強制”で動いているうちは、勉強に前向きになれないのも当然です。やる意味を見出せず、モチベーションも湧きません。
小さな「楽しい」が勉強の第一歩になる
しかし、そんな子どもでも、ちょっとしたきっかけがあると、学ぶことが楽しくなる瞬間があります。
例えば:
- 大好きなアニメの英語版を見つけたとき
- 好きな映画のセリフを聞き取れたとき
- 洋楽の歌詞の意味がわかったとき
- 外国人と簡単な挨拶が通じたとき
- 親や先生に「すごいね!」と褒められたとき
こうした小さな成功体験が、「もっと知りたい!」「話せるようになりたい!」という内発的動機に火をつけます。
私の英語学習のきっかけは「洋楽」だった
私自身、英語を好きになった大きなきっかけは「洋楽」でした。
中学生の頃、好きなアーティストの曲を何度も聴いているうちに、「これ、何て言ってるんだろう?」と自然と興味が湧きました。
最初は聞き取れなくてモヤモヤしましたが、歌詞を調べて意味が分かったときの達成感がたまらなかったんです。
その感動が、「もっとわかりたい」「もっと聴きたい」という気持ちにつながり、気づけば英語が大好きになっていました。
勉強が「自分ごと」になる瞬間を探そう
勉強が楽しくなるかどうかは、どこかで「自分に関係がある」と思えるかどうかがポイントです。
だからこそ、以下のような「自分ごとの接点」を生活の中に探してみましょう。
- ゲームの中の英語メッセージ
- 海外の友達とのLINEやチャット
- 旅行で見た看板やメニュー
- 好きなスポーツ選手のインタビュー
これらが「勉強しててよかった!」という実感につながるのです。
親ができる「楽しく学ぶきっかけ作り」
親御さんとしてできることもたくさんあります。たとえば:
- 英語の絵本を読み聞かせる
- 一緒に洋画やアニメを見る
- 勉強の内容を日常会話で使ってみる
- 子どもの成果をしっかり褒める
- 点数よりも努力や工夫を評価する
こうした関わり方が、勉強=楽しいもの、面白いものという印象を作る大きなサポートになります。
まとめ|楽しさは継続の最大のエネルギー
勉強が「楽しい」と感じられる瞬間があれば、子どもは自ら進んで学び始めます。
無理にやらせるよりも、小さな“好き”を広げてあげることの方が、長い目で見て圧倒的に効果的です。
「どうせやるなら、楽しくやろう」――
その工夫ときっかけ探しが、子どもの学びを大きく変えていきます。