【英語上達が感じられない②】なぜ趣味の学習では伸びにくいのか?基礎文法の重要性とは
英語を趣味で学ぶ人ほど、文法を避ける傾向がある?
前回に続き、今回も「英語学習がなかなか上達しない理由」についてお話しします。
これはあくまで僕の主観的な意見ですが、
趣味で英語を学んでいる人ほど、文法を避けたがる傾向があるように思います。
例えば、
「英語を話すのに文法なんていらないよ!」
「ネイティブの子どもだって文法を勉強してないじゃん」
という声をよく耳にします。
確かに、小さな子どもは文法を意識せず言葉を覚えていきます。
でも、これは環境・年齢・習得方法が全く違うから成立することで、
大人が外国語を学ぶ時には、同じようにはいきません。
文法を無視して英会話だけをしても、限界がくる
「とにかく英語を話したい!」と英会話教室に通い、
会話重視のトレーニングだけを続けている方も多くいます。
最初は楽しく感じるのですが、
しばらくすると、あることに気づきます。
「あれ?全然上達していないかも……」
● 同じようなフレーズしか言えない
● 文が複雑になると話せなくなる
● 相手の言っていることが理解できない
これは、文法という「言語のルール」を避けてきた結果です。
文法は英語力の土台。基礎があるからこそ自由に話せる
英語は言語です。つまり、体系的なルールがあります。
このルール=文法が理解できていないと、言葉の正しい組み立てができません。
たとえば、
- I go to school.(私は学校に行きます)
- I went to school.(私は学校に行きました)
- I have gone to school.(私は学校に行ったことがあります)
このような時制の違いがわかるだけでも、
伝えられる内容の幅がぐっと広がります。
また、文法の知識があると以下のような場面でも役立ちます:
- 長文読解で正確に意味を取れる
- リスニングで文構造を理解しながら聞ける
- 英作文の正確さが上がる
- 複雑な内容も英語で表現できる
つまり、文法を学ぶことは自由に英語を使うための準備なのです。
基礎を大切にすれば、伸びは必ずやってくる
どんなスポーツや音楽でも、まずは「型」を身につけますよね。
英語も同じで、基本文法はまさに「型」にあたります。
最初は地味で退屈に感じるかもしれませんが、
この「型」があるからこそ、後から大きく羽ばたけるのです。
僕自身も、最初はブロークンイングリッシュで話していましたが、
文法をしっかり学び直してから、スピーキングもライティングも飛躍的に伸びました。