【英語はなぜ音が消える?】リスニング力を劇的に上げる“音の変化”の秘密
英語は「書いてある通り」には発音されない!
英語学習をしていると、「えっ!?今の単語、言ってた?」と感じることはありませんか?
実は、ネイティブスピーカーの英語では、音がつながったり、消えたり、変化したりするのがごく普通です。
これは「音声変化」と呼ばれる現象で、英語が自然に、スムーズに話されるための“しくみ”なんです。
音が消える・変わる代表的な例
たとえば、次のような表現、音声で聞いたことはありますか?
書き言葉 | 実際の発音(カタカナ) | 音の変化の理由 |
---|---|---|
could have | クダブ | 短縮と連結(could've) |
find her | ファイナー | 連結(d+h) |
call him | コーリム | 連結と弱化(l+h) |
hot tea | ハッティ | 連結・同化(t+t) |
どれも、発音しやすくするために音が変化しているんです!
なぜ音が変わるのか?|カギは「楽に話す」ため!
英語は「音のリズム」と「スピード」を重視する言語。
そのため、ネイティブスピーカーは、いちいちすべての音をはっきり発音していません。
例えば:
- 「t」は次の単語にくっついて「チャ」「ッ」に変化
- 「h」は脱落して聞こえないことも多い
- 弱い語(助動詞、代名詞、前置詞など)ははっきり発音されにくい
こうした変化を知らないと、「知ってる単語なのに聞き取れない」現象が起きてしまうのです。
中高生・大人こそ「理屈から理解」するのが効果的!
英語の発音やリスニングは、「感覚で覚える」ことも大事ですが、
理屈(=音声変化のルール)を理解してから練習する方が、習得が速く、確実です。
ネイティブでも帰国子女でもない限り、
私たちは“頭で理解”しながら、英語の音に慣れていく必要があります。
音声変化を理解するメリットとは?
- ✅ リスニング力が一気に伸びる
- ✅ 英語の会話が聞き取れるようになる
- ✅ スピーキングの発音も自然になる
- ✅ TOEICや英検のリスニング対策に強くなる
特に、TOEICや大学入試では、こういった「消える音」や「つながる音」が普通に使われています。
音声変化を理解することは、実は“得点アップの近道”なんです。
まとめ|「英語は音が消える言語」と知っておこう!
英語を聞き取れないのは、あなたの耳のせいではありません。
多くの場合、「音が変化している」という知識がないだけなんです!
今日からできること:
- 音声付き教材で“聞こえ方”をチェックする
- シャドーイングで音の変化をマネしてみる
- ネイティブの発音と自分の発音を比べてみる
英語の音は、ルールさえ知っていれば、
確実に「聞こえる」ようになります!