【英語中級者向け】多読を成功させるコツとは?辞書に頼らず読む力を育てよう
英語の“多読”が続かない? その原因と対策
英語中級者にとって、“多読”は語彙力・読解力・語順感覚を磨く最高の学習法です。
しかし、「始めてはみたけど、長続きしない…」「結局、難しすぎてやめてしまった」という方も多いのではないでしょうか?
この記事では、多読を継続するための具体的な工夫やポイントを詳しく解説していきます。
キーワードは **「楽しさ」「習慣化」「辞書を使わない」**です。
多読の基本ルールを再確認しよう
多読の原則①:興味のある英文素材を選ぶ
「楽しくないと続かない」──これは学習全般に通じる真理です。
とくに英語多読では、自分が「読んでみたい!」と思える素材選びが最重要です。
📌 ポイント
- 興味>難易度:ちょっと簡単すぎるくらいでOK
- 文章量>内容の深さ:内容の濃さより、たくさん読めるものが◎
- ジャンルにこだわらない:料理、恋愛、スポーツ、旅行記…なんでもOK!
たとえば、「普段から本を読まない」という方には、
短くて読みやすく、かつ親しみやすいテーマの英文がオススメです。
✅ 初心者でも読みやすい素材例
- 英語絵本(Graded Readers Level 0〜1)
- 海外の子ども向けニュース(News in Levelsなど)
- シンプルな英語ブログやストーリーサイト
多読の原則②:辞書を使わない
多読において「辞書を引かない」というルールはとても大事です。
最初は不安かもしれませんが、わからない単語があっても前後の文脈から推測しながら読み進めましょう。
📌 どうして辞書を使わないの?
- 辞書に頼ると読むペースが止まる
- 意味を調べることに満足してしまい、文の流れを見失う
- 英語を英語で理解する力(推測力)が育たない
ですから、多読の素材選びでは、「辞書なしでも6〜7割わかる」難易度がベストです。
無理のないレベルから始めることで、読むこと自体が苦痛ではなくなります。
読書が苦手でもOK!まずは“読む習慣”を作ろう
「そもそも活字を読むのが苦手…」という方も心配いりません。
英語多読は、1日5〜10分の短時間でも十分に効果があります。
習慣化のヒント
- 毎朝のコーヒータイムに5分だけ英語を読む
- 通勤時間や休憩時間を活用して読む
- 1ページ読めたら自分を褒める🎉
読書習慣は、**時間より“頻度”**が大切。
無理なく毎日続けられることを目標にしましょう。
多読は“英語表現の宝庫”になる!
多読を続けていると、自然といろいろな英語表現や言い回しに出会うようになります。
文法書では学べないような、ネイティブがよく使う自然な英語に触れる機会が増えるのです。
たとえば:
- “It’s up to you.”(君次第だよ)
- “I’ll pass.”(遠慮しとく)
- “You made my day!”(最高の気分だよ)
こうしたフレーズは、「知識」として覚えるのではなく、文脈の中で何度も見ることで“使える知識”になるのです。
まとめ|辞書を捨てて“読む習慣”を手に入れよう
多読を始めたばかりの頃は、不安や戸惑いがあるかもしれません。
ですが、以下のポイントを意識すれば、誰でも確実に“英語を読む力”を伸ばすことができます。
- 興味のある・やさしい素材を選ぶ
- 辞書を使わずにどんどん読み進める
- 毎日少しずつでも読む習慣をつける
多読は、地味に見えて、確実に効果の出る英語学習法です。
次回はさらに、多読を効果的に進めるための「おすすめ教材」「読み方テクニック」などを紹介していきます。
お楽しみに!