【英語初心者必読】「聞き流しだけでは英語は話せない」その真実とは?
昨日の続き:聞き流し神話をもう一度見直そう
「英語を聞き流しているだけで、いつのまにかわかるようになる」
こんな夢のような話、本当にあると思いますか?
多くの英語教材や広告では、「毎日聞くだけで英語が話せるように!」というキャッチコピーを目にします。
しかし、英語学習に真剣に向き合ったことがある人なら分かるはずです。
“聞くだけ”で英語力がつくなんて、幻想です。
僕自身が“半年間の聞き流し”を実践してわかったこと
これはただの意見ではなく、僕自身の経験に基づいた話です。
かつて、僕は半年間、毎日欠かさず英語音声を聞き続けたことがあります。
いわゆる「ながら聞き」や「通勤中の聞き流し」です。
しかし、半年後に感じたのはこうです。
- 音にはなんとなく慣れた
- 発音やリズムには少し敏感になった
- でも、意味は分からないし、話せるようにもならない
正直に言えば、「まったく効果がない」とまでは言いません。
しかし、英語を「聞いて理解し、使えるレベル」には一切到達しませんでした。
英語習得のプロセスは段階的。聞き流しでは足りない!
英語力が上がる過程には、いくつかの段階があります。
- 英語の音に慣れる
- 聞いた音を理解する(意味をとらえる)
- 意味を思い出して、自分でも使えるようにする(アウトプット)
- 実際に話せる・書けるようになる(運用)
聞き流しだけでできるのは、せいぜい1番目の「音に慣れる」部分のみ。
それ以外の力をつけるには、意識的な学習・アウトプット練習が絶対に必要なのです。
海外留学さえも「努力なしでは英語力はつかない」
よく「留学すれば英語が話せるようになる」と言われますが、これもまた誤解されがちです。
実際は、留学しても何の努力もせずに毎日日本人とばかりつるんでいたら、英語力はほとんど伸びません。
逆に、日本国内にいながらでも、
- 正しい学習法
- 継続的な努力
- 実践の機会
を持てば、英語力は確実に上がります。
環境以上に、「正しい学び方」と「継続的な努力」が大切です。
「聞く」だけでは足りない。正しい英語学習のための3ステップ
✅ Step 1:意味を意識して聞く
意味を理解しようとしないまま「聞き流す」だけでは脳に情報が残りません。
わからない単語やフレーズを辞書で調べてから聞くことが大切です。
✅ Step 2:声に出す(シャドーイング・音読)
音だけでなく、自分の口で発音してみること。
このプロセスが、記憶の定着とスピーキング力の向上に直結します。
✅ Step 3:実際に使ってみる
日記を書く、英会話レッスンを受ける、SNSで英文を書いてみるなど、アウトプットする場を持つことで、英語が「使える力」に変わっていきます。
まとめ|英語習得は「地道な努力と工夫の積み重ね」
聞き流しだけで英語ができるようになることはありません
効果があるのは「音に慣れる」まで。理解・運用には別のアプローチが必要
留学しても、努力なしでは何も変わらない
意識的なインプット+アウトプットの練習が、英語上達の鍵