【リスニングが苦手な本当の理由】聞き流しだけでは絶対に伸びません!
英語リスニングが苦手な人が陥りがちな2つの落とし穴
「英語の音声を聞いても、全く聞き取れない…」
「何度聞いても何を言っているのか分からない…」
このような悩みを持つ学習者は非常に多いです。
でも、それはあなたの耳が悪いわけでも、英語の才能がないわけでもありません。
原因は非常にシンプルな2つだけです。
① 音声変化のルールを知らない(リエゾン・リダクション)
ネイティブは単語をハッキリ1語ずつ発音しません。
たとえば…
- What are you doing? → 「ワラユードゥイン?」
- I’m going to → 「アムゴナ」
このような音声のつながり(リエゾン)や、音の脱落(リダクション)が英語には頻繁に起こります。
これを知らないと、**何を言っているのか、文字で見ればわかるのに聞こえない!**という現象に陥ります。
② 圧倒的に「聞いている量」が足りない
リスニングはスポーツと同じで、反復練習と「慣れ」がすべてです。
- 毎日少しずつ英語の音に触れているか?
- 自分のレベルに合った音源を選んでいるか?
- 知っている単語やフレーズを耳で再確認しているか?
この「量の不足」こそ、リスニングが伸びない最大の原因です。
【注意】聞き流しは効果がない!目的を持って聴こう
「英語をBGMのように流しているだけでは効果がある」と思っていませんか?
残念ながら、それでは英語の音を“情報”として脳が処理しません。
聞き流しが効果的でない理由
脳が「無視してよい音」として処理してしまう
聞いているようで、実は聞いていない(意識が他にある)
単語の意味が分からないまま流れてしまう
リスニング力を伸ばすための正しい3ステップ
ステップ①:音声変化ルールを学ぶ
まずはリエゾン、リダクション、同化などの音の変化を理解しましょう。
市販の教材やYouTubeでも紹介されています。
ステップ②:スクリプト付き音声で「精聴」する
- 短めの会話や物語音声を用意
- スクリプトを見ながら、1文ずつ音声と照らし合わせる
- 音のつながりや、消えている音に注目する
ステップ③:シャドーイングやリピーティングで定着
聞こえた音をすぐに口で真似して発音する練習を取り入れましょう。
音と意味が一致し、自然なスピードについていけるようになります。
【結論】リスニングができないのは「知らない×聞いてない」だけ
才能やセンスではありません。
- 音声ルールを知らず、
- 聞く量が圧倒的に少ない
この2つの穴を埋めれば、誰でも必ずリスニングは上達します。
毎日10分でも「目的を持って聞く」ことが、最速の上達法です!