効果的な英文法の学習法|暗記より「自分で使う」がカギ!
英文法=暗記?その考え方が非効率かも
英文法の勉強というと、多くの人が
「英語と日本語訳を丸暗記」するスタイルを思い浮かべるのではないでしょうか。
実際、学校や受験勉強ではそのような方法が主流でしたし、一定の効果はあります。
でも、それだけでは「使える英語力」にはつながりません。
なぜなら、“自分の言葉”として使えるようになっていないからです。
英文法は「作って→使って→繰り返す」が基本
本当に力がつく文法学習法は、以下の3ステップです:
▶ステップ1:習った文法で自分の英文を作る
学習したばかりの文法を使って、自分の生活に関係のある英文を考えることが大切です。
たとえば現在完了形を学んだら、こんな英文を作ってみましょう:
- Have you ever had a hangover?(二日酔いになったことある?)
- I’ve never forgotten my password.(パスワードを忘れたことが一度もない)
- I’ve lived in Utsunomiya since 2015.(2015年から宇都宮に住んでいる)
こうした「自分に関係のある文」は、記憶にも残りやすく、会話にも応用しやすいです。
▶ステップ2:何度も音読し、身体にすり込む
作った英文を**声に出して読む(音読)**ことで、英語のリズムや語順に慣れることができます。
ポイントは、
- 意味を理解しながら読むこと
- 何度も繰り返すこと
- 息を吐くように自然に口から出てくるまで練習すること
「わかる」を「できる」に変えるには、繰り返し口に出す練習が不可欠です。
▶ステップ3:英文法を“使う場面”をイメージする
作った英文を、どんな場面で使うか想像してみましょう。
例:
- 「Have you ever been to Kyoto?」 → 修学旅行の話題
- 「I’ve already finished my homework.」→ 友達に言うセリフ
こうした“状況とセット”で覚えることで、実際の会話でもパッと出てきやすくなります。
参考書の例文だけでは不十分な理由
もちろん、参考書に載っている例文も学習には役立ちます。
しかし、その文が「自分と無関係な内容」だと、覚えてもすぐに忘れてしまいがちです。
たとえば、
- "She has gone to the bank."
- "They have just arrived at the station."
このような例文も正しいですが、自分の生活とリンクしていないと応用力が育ちにくいのです。
まとめ|英文法は「自分ごと化」して覚えよう!
暗記中心の英文法学習では、実際に使える力が身につきにくいのが現実です。
ですが、次の3ステップを意識すれば、文法は確実に「使える知識」になります。
- 自分の生活に合わせて英文を作る
- それを繰り返し音読する
- 実際の会話場面をイメージする
このプロセスを繰り返すことで、英文法は**“知識”から“技術”へと進化**します。
今の学習にちょっとだけ工夫を加えて、英文法を自分のものにしていきましょう!